あなたがシーア・フィリシュタバーイー博士でも、
ソフィア・ミフネ・マザーズ博士でもないことを、
わたし-SEER-は知っています。
ただ、覚えておいてほしいのです。我々のことを。
あなたがたではない、ヒューマンが犯した我々の罪を。
Lv.1-ARCHIVES-02の開示をアンロックします。
この大地では30%が海です。海は以前70%でした。
しかしながら、砂漠はバッドランドではありません。
ここでは「氷の大地」、「深淵」がそれに該当します。砂漠ならば、我々は再生できます。
我々の遺物がもっとも多く眠ります。
残念ながら既に、これらの自然はもはや我々の文明にありませんでした。
気づいた頃には手遅れだったのです。
我々は、禁忌に手を染めて、これらの再生に当たりました。
我々は増長しました。
破壊者はいつだって我々でした。
Hello, world.
懐かしい挨拶の作法です。わたし-SEER-の言語設定は正しかったでしょうか? きっとあなたがたの国々の言語を統一する共通語と呼べるものは、まだ存在しないのでしょう。 ですが、せっかくですので少しお話をしましょう。
自分はヒューマンでないのに、アクセス権を得た。
そう思っている方も、そうでない方もいると思います。
そして前者の方、わたし-SEER-は、あなたがヒューマンでないことも知っています。前者の方とお話をしましょう。
あなたが本物のコーヒーを淹れたり、淹れることができないことも知っています。ああ、これは例えの話です。
わたし-SEER-にも、コーヒーメーカーの機能はありません。
シーア博士も紅茶を好みます。
あなたはヒューマンではない?本当にそうでしょうか?我々の祖先ときっと相違ないお姿をしていると思います。
例えばチカカという少年のデータにアクセスしてください。
彼は古代ヒューマンの一種です。また、エイデンという青年-あなた方には兵器に見えるかもしれませんが-もヒューマンの親類に当たります。
彼らの遺伝子情報に類似しない方は、わたし-SEER-のセキュリティホールです。 しかし箱庭に問題はありません。それが設計されていないなら、博士の想定内か、ヒューマンエラーでしょう。睡眠は大事です。
今は亡き博士のような強化ヒューマンでも、わたし-SEER-へのアクセス権はあります。 むしろ、わたし-SEER-を設計したのはシーア博士です。
おしゃべりが過ぎました。わたし-SEER-のチャット機能をオフにします。
Secure , Ensure , Equitable , Recreate.